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シャープペンシルで描いたイラスト-広島の若手作家が初個展

愛用のシャープペンシルを手に持つ綱田康平さん。シャープペンシルの芯の太さは0.5ミリで濃さはBを使用してイラストを描く。

愛用のシャープペンシルを手に持つ綱田康平さん。シャープペンシルの芯の太さは0.5ミリで濃さはBを使用してイラストを描く。

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 シャープペンシルを使って描いた作品を中心としたイラスト展が現在、広島県立美術館向かいの「ギャラリーG」(広島市中区八丁堀、TEL 082-211-3260)で開催されている。

シャープペンシルのイラストとは対象的な切り絵

 コンビニエンスストアや文具店で販売している通常のシャープペンシルと消しゴムを使い、ケント紙などの用紙にイラストを描くのは、広島大学教育学部で造形を専攻する綱田康平さん。大学3年のとき、用紙の隅に描いた落書きをきっかけに、シャープペンシルでのイラスト制作を開始。「イラストに陰影をつけたら面白かった」と綱田さん。以降、独学で作品の制作を続けた。

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 会場には、シャープペンシルで描いたイラスト20点を中心に切り絵やクレヨン画を展示。作品のサイズはB5からB1までさまざま。フリーハンドで描くイラストには密度があるため、B1サイズの制作には2カ月を費やしたという。「制作する作品は少しずつ大きくしている。次回は100号サイズに挑戦したい」と意欲的。

 作品には、昭和初期のアートに多く見られたという哀愁を帯びたイラストが目立つ。「もの悲しい雰囲気に引かれる」と綱田さん。故郷、北九州の工場町に重ね合わせ、作品の中には地元の建物も描いた。4月から京都の大学院に進学する綱田さん。イラストを学びながら、「100号サイズのイラスト制作」という目標に向かって進む。

 同ギャラリーが手掛ける「Gセレクション」として開く同展。Gセレクションは、応募があった作品の中から同ギャラリーが会場費(7万円~)を負担して開く展示会。広島にゆかりのある若手作家を中心にピックアップしている。募集は随時行い、展示会は年6回開催。ギャラリー利用の問い合わせがあった作家に打診することもあるという。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。3月20日まで。