広島経済新聞

広島県北の学生らがPRイベント-チアガールや神楽を披露

写真=神社や祭りなどで行われる歌舞「神楽」を熱演する吉田高校の学生。

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 広島の県北地方の文化や産業をアピールするイベント「こころとふるさと-中国山地発」が8月24日、広島の地下街「シャレオ」(広島市中区基町)中央広場で開催された。

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 企画は昨年から始まった取り組みで、同地方の高等学校・専門学校(12校)が中心となって「活性化に資する」目的で主催したもの。吹奏楽部の演奏や学校紹介写真の展示・特産物の物販などを行った。三次高校のチアガール同好会は、ミニスカートとノースリーブの衣装に身をまとい、笑顔でパフォーマンスを披露した。

 イベントの最後は、吉田高校の神楽部による「舞い」が行われた。神楽とは、特に「秋祭り」の時期に神社や祭りなどで行われる歌舞のことで、同校では地元の伝統を継承するため部活動として成立している。「舞い」は、2人の武士が「女性に化けたキツネ」の正体を暴き退治する様を和太鼓と笛の音に合わせて演じたもの。女性からキツネへと急変するシーンでは下を向いたかと思うと顔を上げた瞬間にはキツネの面をかぶり長い髪を振り乱し熱演、会場からは拍手が起こった。前列の子どもが「怖い」と言いながら泣き出す一幕も。

 現在、同校の神楽部は14人。同部部長は「父親が神楽をやっていたこともあって、物心ついたころから練習を始めていた。練習は楽ではないけれどやっぱり神楽が好きだから続けられる。将来も地元に残って神楽を続ける」と意気込みを話している。

 「広島県内の神楽の団体数は200程度。近年では「スーパー神楽」と呼ばれる独自の舞台スタイルも目立つ」(NPO法人広島神楽芸術研究所の増田さん)という。

NPO法人広島神楽芸術研究所フォトフラッシュ画像(三次高校チアガール)

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