プレスリリース

被爆・戦後80年 利用者や役職員93人が広島と長崎を訪問

リリース発行企業:パルシステム生活協同組合連合会

情報提供:

パルシステム生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区大久保、理事長:渋澤温之)の会員8生協は戦後80年となる2025年の3月から8月にかけ、原爆が投下された広島県と長崎県を利用者家族と役職員93人で訪れました。小学生から大人まで、それぞれの目を通して被爆の実相に触れ、再び核兵器が使用されることのない平和な世界の実現を祈りました。

次世代への継承の機会を各地で企画
被爆地への訪問ツアーは、会員生協の独自企画や各県の生活協同組合連合会、日本生活協同組合連合会(本部:東京都渋谷区渋谷、新井ちとせ代表理事会長)が主催する平和活動「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」のプログラムなどに参加して開催されました。

原爆投下後の惨状を伝える資料館の見学や平和ガイドの案内による戦跡めぐり、戦争体験者から聞く被爆証言や戦後も続いた被害の苦しみなど、平和な日常を奪われた人々の思いを子どもたちとともに受け止めました。
残された被爆者の苦しさを思う(広島)生活協同組合パルシステム群馬(本部:群馬県高崎市中大類町、理事長:大平真紀子)は3月28日(金)から30日(日)まで、広島の平和記念公園などを小中学生4人と役職員2人が訪問しました。

広島平和記念資料館を見学し、平和記念公園などを生協ひろしまの碑めぐりガイドに案内してもらった子どもたちは「原爆で亡くなった人たちも、残されて1人で生きてきた被爆者もとても苦しかったと思います」「平和に感謝し、大切さを伝えていきたいです」など、それぞれが思いを受け止めていました。





▼第15回少年少女ヒロシマの旅~原爆ドームを訪ねて~開催報告
https://www.palsystem-gunma.coop/posts/?id=250402
歳月経ても続く悲しみ(長崎)
生活協同組合パルシステム静岡(本部:静岡県富士市大淵、理事長:細谷里子)は7月25日(金)から27日(日)まで、利用者家族2人が静岡県生活協同組合連合会主催の「被爆・戦後 80 年ナガサキ平和の旅」に参加しました。県内から参加した28人とともに国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、7歳で被爆し、自分だけが生き残り、家族6人全員を失った池田松義さんの被爆証言を聞きました。参加者の一人は「どれだけ歳月がたっても悲しみや辛さは忘れられず、今も苦しめられている事を知りました」と思いを受け止めていました。その後、爆心地近くの平和公園や浦上天主堂など、平和案内人の説明で見学しました。

▲原爆落下中心地を訪れる参加者

▲平和案内人が死傷者約15万人の被害を説明

80年前を“今”として捉えて(広島)
生活協同組合パルシステム埼玉(本部:埼玉県蕨市、理事長:西内良子)は8月4日(月)と5日(火)、利用者家族と役職員19人が「ピースアクションinヒロシマ」に参加しました。広島平和記念資料館では、子どもたちが同世代の遺品の前で息を止め見つめていました。原爆孤児となった山田寿美子さんは証言で「被爆者は肉体的にも精神的にもずっと苦しんでいます。80年前のことを“今”のこととして捉えてほしい」と訴えかけました。

▼『2025ピースアクションinヒロシマ』に参加
https://www.palsystem-saitama.coop/news/pal-saitama-news/89377.html

▲平和記念公園内をボランティアガイドの説明を受け見学



核兵器が姿を消す日が1日でも早く(広島)
生活協同組合パルシステム千葉(本部:千葉県船橋市本町、理事長:高橋由美子)は8月4日(月)から6日(水)まで、利用者家族18人と職員4人が「ピースアクションinヒロシマ」に参加しました。核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けるとの願いを込めた「平和の灯」を見学した参加者は「一日でも早くこの火が消える日がきてほしい」と語りました。イベント「虹のひろば」で学生たちの被爆の絵や新聞、書道などの表現力に驚いた小学5年生の参加者は「平和を考え、学校やいろいろな人に伝えつなげていく」と決意を伝えてくれました。







▲「虹のひろば」では広島県内の高校生による平和を伝える活動を紹介
ただ1人生き残った人の思いを想像して(広島)
生活協同組合パルシステム茨城 栃木(本部:水戸市梅香、理事長:青木恭代)は8月4日(月)から6日(水)まで、茨城県生活協同組合連合会とともに利用者家族と役職員8人が「ピースアクションinヒロシマ」に参加しました。被爆当時の痕跡を残したまま保存された原爆遺構や慰霊碑を見学し、平和記念公園では高校生ガイドから話を聞きました。爆心地170メートルの建物地下室で奇跡的に生き残った野村英三さんの体験の説明では「ただ1人生き残った人の思いも想像して欲しい」との言葉を受け止めました。参加した親子は「学校や地域で自分たちが見聞きしたことを伝えていきたいです」と話してくれました。

▲平和記念公園で高校生ガイドの説明を聞く参加者



▲被爆し亡くなった子どもたちの衣類

原爆投下前の人びとの温かな暮らしを知った(広島・長崎)
生活協同組合パルシステム東京(本部:東京都新宿区大久保、理事長:西村陽子)は8月4日(月)から6日(水)まで、利用者家族と役職員14人が「ピースアクションinヒロシマ」に、8月8日(金)から10日(日)まで、同じく12人が「ピースアクションinナガサキ」に参加しました。
広島では、事前学習のイベントで話をしてくれた、ピースボランティアの多賀俊介さんのガイドで資料館や市街地に残る原爆遺構を見学しました。原爆の跡を間近に触れて当時の一人ひとりに温かな暮らしがあったことを知り「我がこととして想像して考えたい」と被爆者の思いに心を寄せていました。

▲多賀さんのガイドで街を散策

▲原爆の子の像に捧げた折り鶴

長崎で参加した「虹のひろば」では、被爆者と交流を続ける俳優の斉藤とも子さんや日本被団協代表委員の田中重光さんから話を聞き、生き残ったことに罪を感じ、差別を受け生きてきた被爆者の気持ちを考えました。平和案内人の説明を受け被爆建造物を目の当たりにした参加者は「現地に足を運び肌で感じる大切さを学んだ」とデジタルの情報からは得られない経験を実感していました。







▲虹のひろばで聞いた話や平和案内人の説明で当時の暮らしに心を寄せた子どもたち
心から願う原爆のない世界(広島)
生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区、理事長:藤田順子は8月5日(火)から7日(木)まで神奈川県生活協同組合連合会とともに利用者家族6人と役職員2人が「ピースアクションinヒロシマ」に参加しました。「虹のひろば」に参加した翌日は平和記念式典で黙とうをささげ、市街地の被爆建物や資料館で原爆被害の実相に触れました。小学5年生の参加者は「自分より幼い子が亡くなっているのを知り、悲しくなりました。原爆は無くなってほしいと心から思います」と思いを伝えてくれました。





▲80年前の傷跡を残す被爆建物

▲折り鶴奉納や平和の鐘で犠牲者を追悼する子どもたち
直に聞いた言葉を伝えていきたい(長崎)
生活協同組合パルシステム福島(本部:福島県いわき市、理事長:池端美雪)は8月7日(木)から9日(土)まで、福島県生活協同組合連合会とともに利用者家族2人が「ピースアクションinナガサキ」に参加しました。被爆証言や平和の紙芝居を聞き、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加しました。小学6年生の参加者は「被爆者と被爆三世の人と直接話ができて勉強になりました。学校の友達や周りの人に伝えていきたいです」と話してくれました。

▲被爆者に折り鶴や花をささげた参加者





2025年は戦後80年の国際協同組合年
各国の軍事的、経済的対立によりSDGsに逆行する流れが生まれるなか国連は、2025年を国際協同組合年と定めました。協同組合のあらゆる立場の人の参加による、貧困や飢餓の解消、社会的包摂などを推進する活動が評価されたためです。

パルシステムグループは戦後80年となる国際協同組合年に、改めて平和の尊さを呼びかけます。
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:渋澤温之
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,604.2億円/組合員総数176.2万人(2025年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/


2025年は国際協同組合年です

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