プレスリリース

ジャパンハイドロ 船舶の脱炭素化を推進する研究開発拠点「水素エンジンR&Dセンター」を開所

リリース発行企業:ツネイシホールディングス株式会社

情報提供:


完成した研究開発センター

常石グループで水素エンジン関連事業を展開するジャパンハイドロ株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役:神原 宏達、以下、ジャパンハイドロ)は9月4日、広島県福山市に「水素エンジンR&Dセンター」を開所し、同日開所式を実施しました。

本センターは水素エンジンの開発から、水素の貯蔵、船舶への充填までを一気通貫で実施できる施設で、造船工場の敷地内に建設されるのは、世界初となります。

「水素エンジンR&Dセンター」は、日本財団によるCO2排出ゼロの船舶の開発を目指す「ゼロエミッション船プロジェクト」の一環として建設されました。水素エンジンの試験設備と、船舶用に特化した水素ステーション(船舶への充填を可能とするすべての設備の完成予定:25年3月)から構成されます。水素エンジン開発を目指す研究機関や企業も活用可能なオープン型ラボとして、国内の水素エンジン開発の推進を目指します。また、水素燃料船舶にとどまらず、港湾設備や重機等への水素エンジンの適用など、幅広い用途での活用を想定しています。

同日実施された開所式には、多くの来賓に加え、地元の常石ともに学園の小学生など約170名が招待されました。華々しい開所にあたってジャパンハイドロの神原 潤取締役は「水素エネルギー活用の新たなステージへ進むため、水素エンジンR&Dセンターの建設を決断しました。世界を、地球を守っていく取り組みを進めて参りましょう」と謝辞を述べました。


水素エンジンの性能テスト準備の様子



開所式 記念撮影


■水素エンジンR&Dセンター概要
水素エンジンの性能試験や認証取得が可能な試験設備 (テストベンチ)と、船舶用特化型の水素ステーションから構成される研究開発施設。テストベンチでは、高速エンジンから中速エンジンまで幅広く取り扱い、既存エンジンの水素エンジン化および性能向上に取り組みます。水素ステーションは、船舶用の大容量水素充填設備や船の係留設備、揺動対策がされた世界初の船舶用水素ステーションとして、2025年3月頃に船舶への充填を可能とするすべての設備の完成を予定してます。


■ジャパンハイドロ株式会社(JPNH2YDRO CO., LTD.)
海事産業で実績を積んだ常石グループと環境対応に優れた船隊を有する総合海運企業であるCMB.TECHグループの合弁会社。港湾分野における脱炭素化に向けて、「水素エンジン(内燃機関)」の開発、販売を行っています。これまで、世界初の軽油水素混焼高速エンジン搭載の旅客船「ハイドロびんご」を開発し、水素混焼エンジンによる運航を実現しました。船舶や港湾設備、重機等のヘビーロードにおける水素エンジンの適用に、経済性、安全性を付加したソリューションを提案します。
URL: https://jpnh2ydro.com/
代表取締役:神原 宏達
設立:2019年
事業内容:水素エンジンを適用した各種製品の開発、販売、その他水素関連の事業開発、船舶保有・管理など


- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社 広報部
電話:084-987-4915
メール:pr@tsuneishi.com

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