広島在住のシンガーソングライターが中心となって、さまざまな職業に就く100人の歌声を集めたCDを制作する広島発のボランティアプロジェクトが現在、佳境を迎えている。
有志で集まったメンバーがボランティアとして制作に携わる「四葉のクローバープロジェクト」は、「子どもたちに夢を持ってもらいたい」と広島で保育士として働きながら、シンガーソングライター「happy place」としても活動する福場良輔さん(27)が主宰する。
保育士として子どもたちと接する機会の多い福場さん。さまざまな職業を子どもたちに知ってもらうおうと、「子どもたちの無限に広がる夢」を作詞作曲。童話「一年生になったら」の歌詞にある「友達100人できるかな」を参加する社会人で実現しようと収録人数は100人とした。
収録には、介護福祉士や中学校教諭、販売員から会社経営者まで、20~50代の幅広い職業に就く人々が協力。すでに70人の録音を完了しており、参加者には福場さん個人が昨年、CDをリリースしたことをきっかけに出会った、お笑い芸人やグラビアアイドルも協力している。
福場さんが作詞作曲した「夢色」は約6分30秒。100人が異なったパート部分を分担する、「ウィー・アー・ザ・ワールド」のようなイメージだという。収録はレコーダーやミキサーなどの機材で録音を行うほか、広島市内中心部であれば、福場さんが機材を持って録音しに行くことも。
録音は12月半ばの完成を目指しており、その後はCD化やチャリティコンサートを行う予定。