クリスマス前の12月23日、広島で「青年」サンタクロースが一般家庭を訪問する。
18~30歳の青年サンタクロースやトナカイ、天使が訪問するのは広島市内の一般家庭。衣装をまとったボランティアスタッフは、3~6歳の子どもがいる家庭を訪問する。主催は、広島市青年団体連絡会議と広島市青少年センターから成る「サンタプロジェクト2010実行委員会」。同イベントは、青年のボランティアの場を増やそうと2002年から開催しており、今回で9回目。
青年サンタクロースは、10月中旬から1カ月ほど一般募集。今年は約30人から応募があった。サンタクロースは、10グループに分かれて一般家庭を訪問し、手作りのクリスマスカードや各家庭で準備しているプレゼントを手渡す。
本番前には、グループ分けや衣装準備、訪問家庭での企画、手渡すカード作り、当日のシミュレーション、意見交換など、実行委員会から6回にわたり講習を受ける。サンタクロースは、18時~20時の2時間で3軒を訪問するため、広島市中区に限定して30軒を募集。毎年好評という同企画に、今年は50軒から応募が相次いだ。1軒あたりの滞在時間は10分~15分程度。
未経験者でもサンタクロースになれる同企画。今年は大学生の参加が多く、メンバーの中には昨年参加した人の姿もあるという。