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キノコ好きな作家の作品を集めたアート展「きのこアート研究所」、広島で開催

草間彌生《毒きのこ》1990年(c)Yayoi Kusama

草間彌生《毒きのこ》1990年(c)Yayoi Kusama

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 キノコ好きな作家の作品を集めたアート展「きのこアート研究所」が現在、広島市現代美術館(広島市南区比治山公園)で開催されている。

部屋一面のキノコ

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 食材やキャラクターとしてなじみが深く、「マジックマッシュルーム」「キノコ雲」などファンタジーや生死にまつわる連想を引き起こす題材でもある「キノコ」。同展では、キノコをモチーフにしたアート作品を架空の「きのこアート研究所」による調査結果に見立てて展示する。「所長」は、写真評論家でキノコ愛好家としても知られる飯沢耕太郎さん。

 同展は、キノコに関連する本やグッズなど資料を中心にした先行展示と作家による作品展示の2期構成で展開。参加作家はジョーン・ケージさん、ロイス・ロングさん、アレクサンダー・H・スミスさん、草間彌生さん、金子司さんなど。これまでキノコに引かれて作品を作ってきた作家に声をかけたという。

 展示するのは、絵画、立体作品、陶芸など30点と絵画や立体造形、イラスト、切手、絵本、ファッション、雑貨などのキノコグッズ。今回の展示会に合わせて制作した草間さんの新作も展示する。「自然系ではなく、文科系でキノコ作品を見る機会は少ないのでは」と同館学芸員の松岡さん。「キノコ作品をこれまで作っていた作家の思いを見てほしい」と展示会をアピールする。

 同展は、コレクションや特別展とは異なり、バラエティーに富んだ企画を行う美術館のオープンプログラムの一環。変則的な企画やワークショップ中心などの展覧会を開催している。

 開館時間は10時~17時。観覧無料。来年2月24日まで。

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