広島で「本棚を舞台」に見立てた写真展-銀板プリントで本を制作

写真展「ホンダナゴダン」の会場となったギャラリーヨコタ(野上大輔さん撮影)

写真展「ホンダナゴダン」の会場となったギャラリーヨコタ(野上大輔さん撮影)

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 インクジェットを使わない本を並べた「本棚を1つの舞台」に見立てた写真展「ホンダナゴダン」が9月16日、広島・中の棚の「ギャラリーヨコタ」(広島市中区立町、TEL 082-247-6536)で始まった。

本棚にはダミーの本も

 広島市内で活動を行う写真グループ「idims photograph」が主催する同展。9年前の結成以降、「空間を使って表現する写真の展示方法」にこだわり、広島市内で年に1度グループ展を開催している。

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 メンバーは「写真好き」な共通点を持つ男女6人。カメラマンとしてキャリアを持つのは、リーダーの野上大輔さん1人のみ。撮影に使用するカメラも、一眼レフからコンパクトカメラまでさまざま。今回の展示会では、本の表紙から中ページまですべて「銀板プリント」で制作。「印画紙の柔らかさや質感」の表現にこだわる。

 写真は、「ゆっくり絵本を読むような気持ちでご覧いただきたい」(野上さん)と平面展示ではなく、本にして展示。メンバーそれぞれが10ページ以上の本を2冊制作した。会場は、「日常にない異空間を演出したい」と約13坪のギャラリー内に壁面を設け、扉を設置。照明を落とし、手作りした本棚など会場内の数カ所にスポットライトを当て、来場者の印象に残る工夫を施す。

 開催時間は10時~20時。入場無料。今月21日まで。