広島を舞台にした漫画「BADBOYS」が実写映画化-会見に三浦貴大さんら

写真左から、映画「BADBOYS」主人公の三浦貴大さん、細田よしひこさん、鈴木勝吾さん。

写真左から、映画「BADBOYS」主人公の三浦貴大さん、細田よしひこさん、鈴木勝吾さん。

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 広島を舞台にした漫画「BADBOYS」の映画制作発表記者会見が6月17日、広島市内の喫茶店「ルーエぶらじる」(広島市中区大手町5)で行われ、主演の三浦貴大さんや細田よしひこさんらが出席した。

漫画「BADBOYS」の登場人物

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 広島出身の原作者・田中宏さんが描く同作品は、1988年から1996年までヤングキング(少年画報社)で連載。コミックスの累計発行部数は4,000万部を誇るが、これまで原作者の作品への愛情の強さから実写化されなかった。映画化にあたり、時代設定を連載当時から現代に変更し、原作をベースにオリジナルストーリーを追加して展開。「暴走族」の設定をなくした。

 連載開始から22年を経て実写化する「平成版」BADBOYSの主人公は野村豊(三浦さん)。殺人を犯し広島へ逃げ帰ってきた野村は「狂連合」を名乗り、広島を獲ろうとする石本千春(細田さん)に名前を利用される。原作の主人公で、お坊ちゃまながらも弱小チーム「極楽蝶」の8代目を襲名してから頭角を現した桐木司(鈴木勝吾さん)は、野村とともに「狂連合」への反撃を決意し、巻き返しを始める…。

 監督は映画「イエスタデイズ」に次いで長編映画2作品目となる広島出身の窪田崇さん。会見では、「漫画で描かれる広島の街並み、繁華街、若者たちのリアリティーを描きたい」と窪田監督。「やんちゃな子どもが抱えている思い、悩みを描いている作品。原作の良さを残しつつ、今の広島の街に落とし込んで描きたい」とも。

 会見に撮影で着用する衣装で臨んだ三浦さんらキャストは、テープに吹き込んだ広島弁を聞いて勉強していると披露。金髪に短パン姿の細田さんは「広島弁を覚えるのに友達が欲しい」と同世代の友人を作って広島弁を覚えたいと意欲をみせた。

 広島出身の原作者と監督による映画「BADBOYS」は6月15日にクランクイン。広島市中心部を中心にロケを行い、2011年1月に広島での先行公開を予定している。

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