広島中心部で「とうかさん」始まる-街中を浴衣一色に染める

多くの人で込み合う円隆寺(三川町)

多くの人で込み合う円隆寺(三川町)

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 広島中央通り(広島市中区)を中心に広島市内中心部7カ所で開催される「とうかさん」が6月4日から始まった。

盆踊りでにぎわう広場

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 毎年6月の第1金曜から3日間繰り広げられる「とうかさん」は、円隆寺(三川町)に祭られる稲荷大明神の「稲荷(いなり)」を「とうか」と音読みしたことから名付けられた夏祭り。広島を代表する「広島菅絃祭」(8月)、「えびす講(えべっさん)」(11月)と合わせて、「広島三大祭り」といわれている。

 街中を「浴衣一色」に染めようと浴衣での参加を募るとうかさんのメーンイベントは、歩行者天国にした中央通りを4つのゾーンに分けて開催される「ゆかたで踊りんさい」。昨年は41団体1,441人が和踊りやよさこい、和太鼓などのパフォーマンスに参加した。今年はこれまで基街クレド(基町)で行ってきた市民参加型のファッションショー「HIROSHIMAゆかたCOLLECTION」を、メーン会場の中央通りに移して開催する。

 このほか、中央通りと流川通りの中間に位置する東新天地公共広場では飛び入り参加もできる恒例の「ゆかたで盆踊り」やシャレオ中央広場やひろしま国際ホテル(立町)では浴衣のお直しなどにも対応する。円隆寺を中心に並ぶ露店は、軽食やおもちゃなどの販売に加え、お化け屋敷など約 450店舗。

 人出は3日間で昨年より4万人多い30万人を見込む。

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