まんじゅうなどの菓子を低価格で販売する広島の手焼きまんじゅう店「福々庵」(広島市西区己斐本町1、TEL 082-942-2296)が4月から販売を始めた、広島菜を使ったプリン「菜っぷりん」が話題を集めている。
菜っぷりんは、「広島の特産物を使ったデザートを販売しよう」と昨年の秋ごろに同店店長の森本真由美さんが計画。広島の漬物メーカー「山豊」(安佐南区)と協力して、11月に商品化。約5カ月間、店頭やまんじゅうを卸している保育・介護施設などで試験販売を行い、子どもから高齢者までの幅広い層から、細かく刻んだ広島菜の「シャキシャキした食感が面白い」などの意見が寄せられた。
プリンには、ペースト状にした広島菜を1個あたり約5~8グラム使用。試験販売での意見を踏まえ、甘さを控えめにするなど改良。森本さんが最も懸念していた野菜の青臭さなどのにおいも「気にならない」と好評だ。同店は商品を手作りで製造するため製造個数に限度があるが、プリンは1日150個~200個を販売する。価格は100円と他商品同様に低価格を維持し、通年で販売する。
同店は昨年3月に「福々庵千両まんじゅう西広島店」としてオープンしたが、今年1月に系列店の大学病院前店(南区出汐1)と「今後の広島での展開を考え」独立。店名を「福々庵」に改めた。
営業時間は10時~20時。第2・第4日曜定休。