広島・古江に昨年12月にオープンしたかつお節専門店「古江のリチャード」(広島市西区古江新町、TEL 082-274-0663)が人気を集めている。
同店はかつお節や昆布の製造卸を行う創業60年の「寺地花かつお」(南区丹那町)が「一般消費者に向けて販売したい」と昨年末、寺地耕一郎社長の自宅1階フロアを改装してオープンしたかつお節専門店。店名には、寺地社長が若いころ呼ばれていたというニックネームをつけた。
手軽にプロの味を楽しめるかつお節を「もっと早く一般消費者に届けたかった」と店頭で接客にあたる妻の美恵子さん。「受け入れられるかどうかわからなかった」と話すが、オープン以降に訪れるリピーターの多さに製造が追いつかず、定休日を2日に1回のペースで設けた。製造直売のため販売価格を抑えているのが特徴の一つで、店内は主婦や若い女性など世代を問わずにぎわいをみせる。
販売するのは、本枯節「耕一郎節」(40グラム300円)、マグロ節「せれぶ節」(同250円)、そのままでも食べられるかつお節「厚削り」(100グラム300円)などの定番を中心とした26種類。内容量は4~5人分での使い切り利用を想定して40~50グラムを中心にそろえる。土産や引き出物用への購入も多く、地方の発送も電話で受け付けている。
営業時間は11時~18時。営業日は月曜・水曜・土曜・第4日曜。毎週土曜にはだしの試飲も行う。