広島の大型SC「ゆめタウン広島」(広島市南区皆実町2)内の「マーベラスクリーム」から業態転換したワッフル専門店「ヘブンリー・コンポート・ワッフル」が人気を集めている。経営はマーベラスジャパン(福山市)。
ヘブンリー・コンポート・ワッフルは、工場で加工したワッフル「テークアウト・ワッフル・スタイル」と店舗で加工した「パティスリー・ワッフル・スタイル」の2種類をテークアウト形式で販売する同社の新業態。1月30日のオープン当初は約10坪の店内でアイスクリームとワッフルを同時販売していたが、ワッフルの反響が大きく、2月9日にワッフル専門店として特化した。
マーベラスクリームが黒とピンクを基調としていたのに対し、ヘブンリー・コンポート・ワッフルは赤と白で統一。パッケージデザインは消費者にファッションブランドをイメージさせるデザインにまとめるなどメーンターゲット層の女性を意識した。
「ケーキとワッフルを融合した」ワッフルは、食感がスポンジケーキのような「プレーンタイプ」とフルーツの果汁や果肉、チョコレートなどを練りこんだ食感が特徴の「フレーバーホワイトタイプ」の2種類。モチモチとした食感を出すため小麦粉に加えて米粉を使用している。
メニューは、ビターチョコレートワッフル「ティラミス」「ベルギー産チョコバナナ&へーセルナッツのキャラメリゼ」、ストロベリーワッフル「ストロベリー&ストロベリー ギモーブ」などのコンポート・ワッフル17種類(全190円)と、ストロベリーワッフル「ストロベリー&バニラのババロア」、プレーンワッフル「ドルセデレチェ~生キャラメル仕立て~」(以上250円)などパティスリー・ワッフル・スタイルの15種類。賞味期限は1日だが、コンポート・ワッフルは冷凍で1カ月間持つため冷凍販売も行っている。
買い物を終えた主婦やファミリー層の購入が目立つため、客単価は500~600円前後。「マーベラスクリームの時よりも約100円上がった」と店長の松田晋志さん。商品は平日=1,000個、土曜・日曜=1,500個を売り上げており、「チョコレート生地のワッフルは人気が高く、1日に120個を販売したことも」あるという。同社では、ヘブンリー・コンポート・ワッフルを東京駅八重洲に2月末、東京・銀座へ3月のオープンを予定している。
営業時間は10時~22時。