広島の幟町のビジネス街に11月2日、地産地消をコンセプトにした和食ダイニング店「Gulid(ギルド)」(広島市中区幟町、TEL 082-962-0708)がオープンした。経営は、広島市内のカフェバー「Jカフェ大手町店」(広島市中区大手町2)をFCで運営するチーム龍(大手町)。単独での出店は今回が初。
電車通りに面したビルの地下1階にオープンした同店は、黒と木目調を基調にしたシックな「和風モダン」で店内を統一。地下に店を構えるため、照明を落とし「『隠れ家』を意識した」(店長の川崎健太さん)。店舗面積は約33坪で、席数はテーブル席44席。個室4部屋も設ける。
メニューは「大根と水菜のサラダ」(630円)、「チーズ冷奴」(472円)、「小イワシのたたき梅肉トロロかけ」(577円)、「豚肉とキャベツのお好み揚げ」(630円)、「三種のネギのナポリタン」(750円)、藻塩むすび(577円)、「美酒鍋」(945円)など。ランチタイムにはセットも数種類用意する。
アルコールは、生ビール(525円)、ハイボールなどのカクテル(450円~)、広島県内の日本酒「宝剣」(呉市、一合850円)や美和桜(三次市、一合980円)、果実酒「富久長 ゆずレモン酒」(安芸津、500円)、「八朔酒(はっさくしゅ)」(廿日市市、500円)に加え、九州の焼酎(450円~)もそろえる。女性客も利用しやすいようにカクテルや果実酒にも力を入れた。
このほか、ケーキ(525円)や「彩りフルーツのコンポートジュレ」(525円)などの甘味やコーヒー(525円)、グランベリージュース(400円)、マンゴー(400円)などのソフトドリンクもそろえる。客単価は、ランチ=800円、ディナー=3,000~4,000円を想定。
「居酒屋なのにコーヒーも出す」と川崎さん。「カフェ以上、料亭以下の店として、さまざまな利用状況に対応していきたい」と意欲をみせる。
地産地消を積極的に取り入れ、地域密着型を目指す同店では、四季に応じてフードメニューを変更。周囲に点在するビジネスホテル宿泊客や観光客の利用も見込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~16時、ティータイム=12時~18時、ディナー=17時~23時30分。日曜定休。