広島市が「公園トイレ」デザインコンペ-「北を指しているトイレ」設置へ

吉島公園に設置された二等辺三角形の屋根が目印の「公園トイレ」(写真:矢野紀行)

吉島公園に設置された二等辺三角形の屋根が目印の「公園トイレ」(写真:矢野紀行)

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 公園トイレを使いやすく快適に利用できるものにすることを目的としたデザインコンペ「ひろしま・パーク・レストルーム」を開催した広島市(広島市中区国泰寺町1)は10月1日、最優秀賞に選ばれたデザインのトイレを市内5カ所に設置した。

新設された「公園トイレ」の内部

 同コンペは、市が2007年度から実施している公園トイレプロジェクトの一環で、民間から独創的なアイデアを募集したもの。2月1日~12日の11日間で募集を行い、設計専門業者や学生など県内外から46点の応募があった。市は、毎年公園のトイレを整備しており、コンペで選ばれた作品は毎年5~7カ所に展開されていくという。

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 最優秀賞に選ばれたのはFUTURE STUDIO(西区草津南3)のカラフルな二等辺三角形の屋根が北を指している作品。コンペの審査では、「屋根の先端で一定方向を示すという明確なコンセプト」が評価された。

 屋根が北を向いていることを視覚レベルでも確認できるよう、南北に高低さを付け、さまざまな公園での設置に対応するため出入り口は東西の2カ所に設けている。屋根の中心に設けた南北にスリット状のトップライトは、屋外から光が差し込み、空間が変化していく工夫も。トイレの広さは約3坪。公園の広さに応じて3タイプのデザインを用意した。

 広島市では市内の公園に約563基のトイレを設置しており、そのうち車いすに対応しているものは約480基。設置に周辺住民の合意が必要となる「公園トイレ」は、改修や維持、メンテナンスで1基あたり約300~400万円かかるという。

 今回トイレが設置された公園は、吉島公園(中区羽衣町)、日生西公園(西区己斐上5)、瀬戸内第一公園(安佐南区伴東1)、安東第三公園(安佐南区安東2)、可部東第一公園(安佐北区可部東3)。

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