中小企業を訪れ、仕事の現場を見ることができるバスツアーが「地域魅力発見バスツアー」が7月21日、広島で開催された。
同ツアーは、経済産業省中小企業庁が人材対策事業の一環として開催。雇用に意欲的な県内の中小企業を2泊3日の日程で訪問していく。参加定員は30人。地方によってバラツキがあるが、広島県では7人が参加した。
訪問先は、老人福祉施設やデニム素材を一貫生産する企業、飲食などサービス業を行う企業など「ものづくり」を中心とした県内の5社企業。1企業あたりの滞在時間は約2時間。ツアーでは、仕事の説明や現場を見て回った。宿泊先のビジネスホテルで、参加者同士が意見交換するなど情報共有をする場面も見られた。参加者には30~40代の求職者が目立ったという。
企業の現場や経営者に直に触れることで、仕事の魅力を知り、就職という選択肢を認識することを目的とした同ツアーは、今年度中に全国で105回開催する。