広島「ギャラリーマップ」人気に-ギャラリースタッフら定期発行目指す

北川健次さんの銅版画が表紙の「ひろしまギャラリーマップ」

北川健次さんの銅版画が表紙の「ひろしまギャラリーマップ」

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 「自分だけのアートに出会ってほしい」と広島市内のギャラリー情報を集めた無料の「ひろしまギャラリーマップ」が人気を集めている。

発起人のギャラリースタッフ

 広島市内を中心に点在するギャラリー情報を集めたマップは、広島のギャラリー「ギャラリーG」(広島市中区上八丁堀)に勤務しているスタッフの森田麻水美さんが中心となり制作した。4月から配布を始め、制作した5万部のうち現在約4万部を県内の美術館やギャラリーなどで配布している。マップには、国内外から広島を訪れる人にも利用してもらおうと観光地・宮島のギャラリー情報も掲載する。

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 発起人の森田さんは、現在閉廊した画廊「リベラルアート」の元スタッフ。勤務中にギャラリー巡りをする来場客から他のギャラリーを聞かれることも多く、「広島にギャラリーマップが無いことが、『広島のアートは元気が無い』とアピールしているような気がした」と話す。

 マップの構想については昨年10月、周囲のギャラリー関係者に相談し、年明けの1月下旬から制作を開始した。広島市内のギャラリー巡り、協賛・協力企業、広告集めを同時に進行させ、約2カ月で発行にこぎ着けた。結果、47軒のギャラリーと8軒の画材店らを掲載しているが、掲載を断られたり、回れなかったりしたギャラリーが約10軒あったという。

 文化活動の盛り上がりと広島市民の認知・参加を期待して「ツール」として制作した同マップ。森田さん自身もマップ片手に来場する客を見かけることがあるほか、「他県で広島での展示を企画している人にも送付した」などの声もあり、反応は上々。

 マップは定期発行を目指し、次号は来春を予定。「何度でも手にとってもらえるように」(同)とマップの裏には、広島のアートシーンについて語るコラム欄も設けた。次号では、「縦長の紙面を拡大し、地図を見やすくするなどの改良も加えたい」と森田さん。「広島のアートを元気にしたい」と意欲をみせる。マップは、ウェブからもダウンロードできる。

 問い合わせはギャラリーG(TEL 082-211-3260)まで。

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