生クリームをスポンジで包んだロールケーキ「堂島ロール」の製造・販売を行う洋菓子店モンシュシュ(大阪府大阪市)は4月7日、10店舗目となる直営店を広島三越(広島市中区胡町、TEL 082-242-3111)に出店した。
これまで広島では、催事場での販売がメーンだった同社が中四国エリアで初となる常設店を出店するのは広島三越の地下1階・洋菓子フロアの一角。ショーケースには「堂島ロール」(1,201円)やチーズケーキ「堂島フロマージュ」(1,151円)、昭和の味を思い出すという「ぼくのプリン」(315円)、バラの形をした「ローズ・フィナンシェ」(4個840円~)、バームクーヘン「Dojima Story」(プレーン=1,050円~、ストロベリー=1,151円~)をディスプレーする。
配送中に形が崩れてしまうこともあるという堂島ロールは、同店では1日約400本を限定販売する。購入は1人2本までだが、オープン日は開店から10分で売り切れほどの盛況ぶりだった。メディアで取り上げられることも多く、客のほとんどが購入する同商品。「今は情報に敏感な女性(客)が多い」と購入客の列を見ながら話す同社の金美花(きん・みか)社長。大阪のビジネス街・堂島で生まれたロールケーキの購入客には男性の手土産需要も高いため、今後は広島でも需要を見込む。
堂島ロールほかの数量限定商品では「堂島フロマージュ」(50本)と「ぼくのプリン」(100個)を販売する。今後は、平和をイメージした「ピースロール」など「広島オンリーワンのロールケーキを作りたい」と金社長は、地域発のオリジナル商品開発にも意欲をみせる。
営業時間は10時30分~19時30分。