17人の女性たちのグループ展「池田屋写真展」が4月13日より、雑貨店「Tanemaki(たねまき)」(広島市中区大手町2、TEL 082-245-3755)4階のギャラリーで始まる。
主催は「レディース写真教室」(日本発色広島)と「photdays」(富士フイルム)の出身者で構成された「池田屋」のメンバー17人。2005年秋に同写真教室が閉講したことから、受講生たちで自主的に写真を続けようと立ち上がったのが「池田屋」発足のきっかけになったという。
グループ名は当時メンバーだった学生「池田さん」にちなんでネーミング。同12月にはホームページを開設し、集会・撮影会・食事会など実施、2006年からはホームページ上で「池田屋WEB写真展」を季節ごとに行ってきた。2007年4月現在メンバーは全員女性で、建築家、教師、調理師、主婦など約30人が属している。
17人の共通点は「フィルムカメラ」を使用すること。同展では、17人が2点ずつ、計34点の写真をパネル形式で展示する。同メンバーの新井さん(会社員)は、映画の舞台にもなった広島・尾道にある「タイル小道」をモノクロで撮影した写真を同展作品に選んだ。「カラフルなタイル小道をあえてモノクロで撮ってみたかった。雰囲気を出せたと思う」と話している。
同グループのイベントの「言い出しっぺ的存在」である伝平さんは、同年3月に出産したばかりの3児の母。「WEB以外でもリアルに写真展をしたいという思いが今回のグループ展開催につながった。来場者の反応が楽しみ」という。
作品とは別に17人の写真をリメークして制作したコラージュや師匠とする先生たちの作品も同時に展示。入場無料。開催時間は11時~20時(最終日は19時まで)。同15日まで。
同28日~5月6日まで、広島・宮島の古民家「こもん」でも同展の作品展示を行う。