広島市立中央図書館が4月1日、広島駅南口にある商業施設「エールエールHIROSHIMA(旧名称=エールエールA館)」(広島市南区松原町)8~10階フロアにオープンする。
中央公園内からの移転に伴い、市民の学習・交流拠点として整備。施設規模や機能を拡充した。館内は3フロア構成で、各フロアに回遊動線を設ける。延べ床面積は移転前から約40%増の約1万1400平方メートル。。利用者が自分で本棚から本を直接取って見ることができる開架図書の蔵書は約5万冊増の約22万冊となった。今後も随時蔵書の追加を行う。
10階は「図書と映像のフロア」。一般図書や雑誌を中心に配置し、広島市映像文化ライブラリーを併設する。映画上映用ホールや映像資料の閲覧スペースを備える。上映ホールは座席数を169席から100席に見直し、1席当たりの占有面積を広げたことで、座席間のゆとりや座り心地を向上させた。スクリーンや音響設備は映画館と同等の仕様を導入した。
9階は「広島を知るフロア」。広島の歴史、地理、文化、経済、産業、平和、原爆などに関する資料を集約する。広島文学資料室や郷土資料館サテライトを設け、広島ゆかりの文学者に関する資料展示やデジタルコンテンツの提供にも対応する。
8階は「こどもと青少年のフロア」。絵本や児童書、青少年向け書籍を中心に配置し、読み聞かせスペースや子育て情報コーナー、多目的室、自習室、休憩室を整備した。フロアは靴を脱いで利用できる読み聞かせコーナーを起点に、反時計回りで成長段階に応じた本と出合える構成とし、本棚や椅子も低く設計した。中高生向けコーナー「ジュウダイノタナ」では、ボランティアの中高生が選んだ書籍を紹介する。
自習機能は8階と10階に計約150席を設ける。8階には94席の自習室と「まなび・交流ルーム」(24席)、10階には自習可能カウンター32席を備える。対面朗読室(10階、2室)や多目的室(8階)は部屋貸しに対応する。
開館時間は月曜~金曜=10時~21時、土曜・日曜・祝日、8月6日=10時~18時。平日は仕事や学校帰り利用を見込み、21時まで開館する。自習室や多目的室も同時間帯で開放する。休館日は原則第2月曜と年末年始、図書整理日。