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広島・袋町公園で「大イノコ祭り」 伝統行事を現代アートで再構成

長さ13メートル、竹88本を円周上に立て、その張力だけで中央に置かれた1.5トンの大石を空中に吊り上げる「イノコインスタレーション」の様子(写真提供=大イノコ祭りを支える市民の会)

長さ13メートル、竹88本を円周上に立て、その張力だけで中央に置かれた1.5トンの大石を空中に吊り上げる「イノコインスタレーション」の様子(写真提供=大イノコ祭りを支える市民の会)

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 広島に伝わる伝統行事「亥の子祭り」を現代アートと融合させた「大イノコ祭り」が、11月1日・2日に袋町公園(広島市中区袋町)で開催される。

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 主催は大イノコ祭りを支える市民の会。古くから地域に根付く豊作祈願の風習を受け継ぎながら、アートや音楽、食を通して自然とのつながりを表現する。

 亥の子祭りは、かつて広島の子どもたちが歌いながら石をつき、家々を巡って商売繁盛を願っていた。祭りの象徴となるのは、88本の竹で大石を宙に吊り上げる「イノコインスタレーション」。会場では、午前から屋台営業を始める。竹の香りが楽しめる「竹酒」や「いのこうどん」などを味わえる。

 午後からは、「大イノコ」や菓子まき、音曲奉納を伴う表祝祭と続き、夜には、大石を降ろす「大石おろし」を行う。2日目は13時から再び「大イノコ」が始まり、19時すぎの「大石送り」で祭りはクライマックスを迎える。

 開催時間は11時~20時。入場無料。雨天決行。

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