
広島経済新聞の2025年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、むすび弁当などを販売していた「むさし 本通売店」(広島市中区本通)の閉店を伝える記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 広島の弁当店「むさし本通売店」が閉店 建物は解体へ(5/15)
2. 広島駅からイオンモール広島府中までシャトルバス無料 期間限定で(3/25)
3. 「パセーラ」に広島市内唯一の水族館 2025年秋に誕生(2/13)
4. 広島・尾道~大阪間に観光列車「はなあかり」、4月から限定運行へ(2/25)
5. 広島の川辺でジャズ演奏「Riverじゃズ横丁」 屋台でフード販売も(3/7)
6. そごう広島で「チョコレートパラダイス」 国内外100ブランド一堂に(1/20)
7. 新広島駅ビル「ミナモア」がグランドオープン 映画館など217店が出店(3/24)
8. 広島で「バウムクーヘン博覧会」 全国47都道府県の食べ比べも(3/6)
9. 広島にPerfume「かしゆか商店」 かしゆかさんが伝統工芸の魅力を発信(5/9)
10. 広島・宮島で新たな「厳島水中花火大会」 今年秋に初開催へ(4/8)
「むさし 本通売店」は、1973(昭和48)年におむすび、うどんなどを販売する飲食店として、広島本通り商店街に「むさし 本通り店」としてオープンした。ビルは4階建てで、むさしのオープン前から建っていたが、本通り店の営業開始に合わせて、むさしが取得した。飲食店は2019年8月まで、46年間営業してきたが、建物の老朽化に伴い、店内での飲食提供を中止し、テークアウト専門の弁当店にリニューアルした。弁当は近隣店舗の「胡店」から運び、出来たてを提供していた。弁当店の閉店は、店舗の耐震性不足などの理由で決まった。建物の解体工事は5月8日から始まり、7月下旬までの予定。解体後の運営方法は現在未定という。
3月には広島駅ビル「ミナモア」が開業した。広島駅ビルの建て替えはおよそ60年ぶりで、約5年の期間を費やした。駅ビルは地下1階・地上20階建て。映画館「MOVIX広島駅」やフレグランス「SHIRO」「メゾンマルジェラ 『レプリカ』フレグランス」、ユニクロ、ハンズ、無印良品など、217店が出店する。このうち中国地方初登場は52店。グランドオープンには約11万人が訪れた。8月3日には、路面電車が駅ビルに乗り入れる。駅ビル開業に合わせて、広島駅からアクセスしやすい大型ショッピングモール「イオンモール広島府中」(府中町)は広島駅からイオンモール広島府中まで運行しているシャトルバスの料金を無料にする試みを行っていた。
広島市内で唯一の水族館だった「マリホ水族館」(西区観音新町4)が2024年12月1日に閉館したが、2025年秋から冬にかけて、広島市内の商業施設内に2館続けてオープンが決まった。秋には「パセーラ」(中区基町)に都市型水族館「広島もとまち水族館」が、冬には「アルパーク」東棟(西区草津新町2)の3階フロアに「マリホ水族館」の技術・経験を継承した「シン・マリホ水族館」が、それぞれオープンする。
秋には、宮島では6年ぶりに水中花火大会が復活する。名称は「厳島水中花火大会」で、2019年に終了した「宮島水中花火大会」とは異なる団体が主催する。花火は10月18日に宮島沖で打ち上げる。このほか、2024年から広島市内で2度にわたって期間限定店「IKEAポップアップストア」を展開してきた北欧スウェーデン発祥で家具や雑貨などを販売する「イケア」の日本法人イケア・ジャパンが今秋、イオンモール広島府中(府中町)に「IKEA広島」をオープンする。広島への出店は今回が初めて。