宮島の中央にそびえる弥山(みせん)へと続く登山道入り口にある寺院「大聖院」(廿日市市、TEL 0829-44-0111)は9月9日、日数で年齢を数える日齢を記載するお札「生誕記念御札」の領府を始めた。
生誕から年ごとに数える年齢が一般的だが、このお札では、生誕から日数で数える日齢を採用。1年間を365日、人生を80年とするならば日数では29,200日となる。
お札の発案者・土井淳夫さんは広島市の出身。平和記念資料館内ロビーに設置してある「地球平和監視時計」の発案者でもある土井さんは、「人生を日数で数えることで、限られた1日1日を大切にしてほしい」と話す。お札の採用は、同寺院住職の吉田正裕さんが賛同したことから決まった。
祈とうされたお札には、参拝日、日齢、氏名、生年月日と願望が印字され、持ち帰ることができる。お札は、日齢に応じて色が変わり、10,000日(27歳)未満=白札(500円)、10,000日~20,000日(27歳~54歳)未満=黄札(1,000円)、20,000日(54歳)以上=青札(1,000円)。願望は、開運厄除や家内安全、身体健康、縁談成就など、あらかじめ用意されている15種類から選ぶ。
同寺院では、遠方への郵送や修学旅行生などの団体に向けての事前予約も受け付けている。