劇団四季によるミュージカル「キャッツ」の上演が11月11日、上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール、広島市中区白島北町)で始まる。
24匹の個性豊かな猫たちの生きざまを描いた同作品。広島での同作品上演は2012(平成24)年以来約12年ぶり3度目となる。広島で劇団四季がミュージカルを上演するのは、2022年の「リトルマーメイド」以来2年ぶり。広島ではこれまで、「オペラ座の怪人」「キャッツ」「美女と野獣」「マンマ・ミーア!」「リトルマーメイド」の5作品を上演し、延べ90万人が来場している。
キャッツは劇団四季が1983(昭和58)年に東京・西新宿のテント式仮設劇場で初演した作品。全国9都市で上演し、国内通算公演回数は1万1400回を超え、観客動員数は1100万人を記録する。広島での初演は2003(平成15)年。公共ホールを利用した長期公演(8月~11月)で、約15万人が来場した。
舞台は客席と一体になった構造が特徴。舞台上には、「都会のゴミ捨場」を再現するため、猫の視線に合わせて作った巨大なゴミを数千個設置する。上演する土地にちなんだ「ご当地ゴミ」も用意し、広島ではこれまで、もみじまんじゅうやカキ、カープの帽子が登場した。今作でも新たなご当地ゴミが登場するという。
このほか、2018(平成30)年の東京公演から、楽曲の改訂に伴い、一部変更となった振り付け、ビジュアルが広島では初お披露目となる。楽曲は3曲が変更され、ロンドン公演のバージョンを取り入れた。
公演期間は11月11日~2025年2月23日。チケット販売は8月18日から行う(「四季の会」会員は11日から)。