広島県の新たなご当地キャラクター「ひろくま」が9月13日、おりづるタワー(広島市中区大手町1)で初披露された。
「ひろくま」は、丸いフォルムが特徴のクマ型キャラクター。広島県の特産品であるレモンを食べすぎて、黄色い体になってしまった設定で、体からはレモンの匂いがする。名前は、広島(ひろしま)を音写したもの。「おぱんちゅうさぎ」などのキャラクターをプロデュースする「チョコレイト」(渋谷区)と、イラストレーターの「おはん」さんが共同制作した。
「ひろくま」はこの日、観光PRのシンボルとして起用する広島県観光連盟(=HIT)が主催する「HITひろしま観光大使」に就任した。今後はイベントやメディアに出演するほか、SNS活動を通じて、地域の観光促進に取り組む。イベントや街中では、ひろくまに会った人を対象に、「ひろくま」の生態や広島に関する情報を記載したオリジナルカード「ひろくま大図鑑カード」を進呈する。同カードの種類は豊富に取りそろえ、レア度も設定する。
観光大使は、広島を応援したい人は誰でも参加できる制度で、現在は1万8000人が参加する。目標人数は100万人。これまでの観光プロモーションとは異なり、応援する人とのつながりを強め、満足につながる観光地づくりを目指す。観光大使には番号が割り当てられているが、ひろくまの登録番号は169万番。1(ひ)6(ろ)9(くま)にちなんで決めたという。