受験生のスマホを「封印」するユニークな受験応援グッズが10月から広島駅などで販売されている。
商品は、スマホ断ち社(やしろ、2,780円)、スマホ断ち封筒(800円)、ペンデコ(680円)の3種類。「海軍さんの座禅道場」として建てられた一華寺(いっけじ、呉市西中央5)の協力を得て、アイデア商品の企画開発を行う「山陽機創」(焼山西2)が作った。
受験に特化させ、いずれも商品名には、「海軍さんの座禅道場一華寺の合格祈願御札」と付けた。禅宗の開祖「達磨大師=ダルマ」をデザインし、合格祈願の祈祷(きとう)文字は一華寺の和尚が書いた。広島駅では修学旅行生が買い求める姿が見られるという。
山陽機創の梅野薫社長は毎年、1800件ほどの応募がある呉のアイディアコンテストで実行委員を務めており、この2、3年は高校生からスマホを使えないようにする道具の提案や要望が散見されるようになったことにヒントを得て、「スマホ断ち」商品を発案した。
前身はクラウドファンディングで資金を集めた「スマホ断ち封筒」。今年8月には呉市のマスコットキャラクター「呉氏」をデザインした商品も大和ミュージアムで販売している。
販売は広島駅ekieのほか、JR西日本が地域の事業者と開発した商品などを販売するオンラインサイト、山陽機創ネットショップなどで販売する。