広島県呉市の入船山記念館や呉市美術館がある入船山エリア(呉市幸町)で10月2日、「入船山秋祭り2022」が2年ぶりに開催される。
呉市の施設、事業者、市民活動団体がそれぞれの得意分野を持ち寄った市民協働イベント。2017年までは夏祭りと題して開いてきたが、2018年・2019年は秋祭りとして実施する。来場者数は1万人を見込む。
会場は美術館通り、呉市立美術館別館、入船山公園、旧青山クラブ。通りには、ハンドメード作家によるワークショップや地元飲食店の屋台が出店する。吹奏楽などの演奏、ダンスパフォーマンス、金唐紙の色付け体験、ラムネの早飲み、絵本の読み聞かせなども行う。呉市制120周年、呉市立美術館40周年にあたることから、お祝いを兼ねて開く。
戦時中、海軍と市民をつなぐ交流の場として親しまれ、呉市が舞台のアニメーション映画「この世界の片隅に」に登場したことで、海軍ゆかりの歴史的建物として注目を集める旧青山クラブの中庭も一般公開する。
現在、老朽化による耐震問題から、今後の活用について長期にわたって議論されており、同イベントでも子どもたちに青山クラブの未来を考えてもらう企画を行う。集めた意見は呉市に届けるという。
開催時間は10時~15時。少雨決行。雨天中止。問い合わせは、NPO法人呉サポートセンター くれシェンド(TEL 080-3893-4809)まで。
同日は昴珈琲店、精肉店花本商店がある「れんが通り」(中通2)の一角で、くれブックストリート実行委員会が「一箱古本市」を開く。開催は3年ぶり。ベンチを設置する歩道付近に14店が出店する。コロナ禍での開催とあって規模を縮小し、参加者も減らしたという。開催時間は10時~16時。雨天決行。