広島・宮島の玄関口にあたる対岸の宮島口にある「広電宮島口駅」が7月2日、新駅舎での営業を始めた。
広島県と廿日市市が進めてきた宮島口地区整備事業の一環で、2020年10月工事に着工した。移設先は、2019年12月に閉店した飲食店、物販店「宮島口もみじ本陣」跡。旧駅舎から約70メートル海側へ移り、宮島口旅客ターミナルに近くなった。
新駅舎は鉄骨平屋造り、一部2階建て。ホームと線路の広さは約1680平方メートルで、移設前より約1.6倍広くなった。旧駅舎は解体して、バイパス道路になる予定。
広島電鉄では、新駅開業を記念して宮島杓子を使った乗車乗船券を200セット限定で発売。9時ごろから整理券の配布を始めたが30分ほどで配り終え、ほどなく完売する盛況ぶりを見せた。