JR尾道駅2階に7月13日、「HOTEL BEACON ONOMICHI(ホテルビーコンおのみち)」(尾道市東御所町)がオープンする。
運営は、飲食・宿泊業の「鞆スコレ・コーポレーション」(福山市鞆町)。鞆スコレグループ(鞆町)が運営する宿泊施設としては、鞆の浦の全室露天風呂付き旅館「汀邸 遠音近音(みぎわていをちこち)」、今年5月に新客室棟をオープンした古民家ホテル「鞆の浦 潮待ちホテル」、料亭を改装した「おのみち帆聲(はんせい)」(尾道市久保2)に続き、6軒目。
館内は6種類のコンセプトルームと「カフェレストラン&バー舷GEN」(40席)やミーティングルームも備えた「ワーケーションラウンジ」(19席)、プライベートバス、ソロサウナを備える。客室は全16室。宿泊収容人数は41人。料金は、1泊朝食付き8,800円から。
日本初の海峡横断自転車道「しまなみ海道」に近いことから、ロードバイクを持ち込める部屋も設け、レンタサイクルの貸し出しも受け付ける。フロントには、非接触での手続きできるキオスクチェックインやセルフクロークを配備する。ランドリールームやキッチン付き客室もあり、連泊滞在やロングステイにも対応。 宿泊予約は6月1日から受け付ける。
現在の尾道駅舎は、JR西日本が瀬戸内エリア周遊の新拠点として、2019(平成31)年3月に開業した。建て替えは124年ぶり。初代駅舎(1891年当時)の趣を踏襲したデザインで、尾道水道を一望できる眺望デッキを備えた鉄骨造の地上2階建てで、総店舗面積は約367坪。
開業当初は、ジェーアールサービスネット岡山が運営する「セブン-イレブン ハート・イン」、常石グループ会社のTLB(尾道市)が運営する簡易宿泊施設や飲食店など4店の計5店が営業していたが、TLBが2020年10月に撤退を表明し、2021年1月までに順次閉店している。駅舎1階は、2021年4月にリニューアルした。ジェイアールサービスネット岡山が運営する「おみやげ街道尾道」、レンタサイクル、島ごころ(尾道市瀬戸田町)の直営店「島ごころSETODA尾道駅前店」が営業している。2階フロアは、「HOTEL BEACON ONOMICHI」の開業に合わせて全面リニューアルする。