広島県尾道市の人気観光スポット「千光寺公園」(尾道市西土堂町)頂上エリアが3月29日、リニューアルした。
千光寺公園は、山陽本線・尾道駅の北側にある標高約144メートルの小高い「千光寺山」山頂から中腹にある。「さくら名所100選」にも選ばれ、春には花見客でにぎわう。
尾道水道や瀬戸内海を360度見渡せる頂上エリアの展望台も65年ぶりに建て替えた。新展望台の名称は「PEAK(ピーク)」。展望デッキの大きさは、東西63メートル、幅3.6メートル。展望デッキまでのらせん階段は傾斜を緩やかにしたほか、エレベーターを新設し、バリアフリーに対応した。頂上エリアまでアクセスできる千光寺山ロープウエーにも昇降装置を付けた。
旧展望台は2020(令和2)年に解体。旧展望台内の喫茶店「グリル展望」は2020年5月に閉店しており、新展望台は展望デッキのみとなる。工事期間は2021年1月から今月まで。事業費は約4億3000万円。年間80万人の利用を見込む。
入園は24時間可能。展望デッキのエレベーターはロープウエー営業終了に合わせて止める。