広島の寺院「本覚寺」(広島市中区十日市町1)に1月31日、ハンバーガー自動販売機がお目見えした。
閉塞感のあるコロナ禍に明るい話題を提供したいと、住職の渡部公友さんが個人で設置した。自動販売機はガレージいじりや(長野県飯田市)から仕入れ、中四国、九州地方での設置は初めてという。
販売するのは、ハンバーガー、チーズバーガーの定番に加え、お好み焼き風、カレーチーズ、ピザバーガー、ポテトタルタルの全6種類。価格は1個300円~350円。売り上げの一部は運営する「こども食堂」の支援に充てる。
ハンバーガーは、高さ約8センチ、奥行き約6センチの箱に入れ、冷蔵した状態で販売する。自宅などに持ち帰り、箱ごと電子レンジで温めてから食べてもらう。箱には、ハンバーガーの販売に合わせて考案した本覚寺勧請の「開運北辰妙見大菩薩」をモデルにしたゆるキャラ「みょうけんくん」を描いたおみくじを付ける。
商品は順次補充を行い、1日当たりの販売数は限定しない。在庫状況はツイッターで知らせ、24時間いつでも購入できる。渡部さんは「自動販売機でハンバーガーを購入する体験を楽しんでもらいたい」と話す。