広島県東広島市が10月1日、日本酒販売を促進するキャンペーン「東広島の日本酒でKANPAI」を開始した。
東広島市の西条は、灘(兵庫県)、伏見(京都府)と並ぶ日本三大銘醸地。西条酒蔵通りには8つの酒蔵があり、毎年秋には、伝統産業である日本酒をメインにした大規模イベント「酒まつり」も開催されている。「酒まつり」は、新型コロナウイルスの影響で2020年から例年通りの開催を中止し、オンラインを活用して開いている。
コロナ禍で日本酒の売り上げも大きく落ち込み、酒米農家にも影響が出ていることから、東広島市が販促キャンペーンを期間限定で企画した。東広島市内の酒造会社が運営するECサイトなどで日本酒を2,000円以上購入すると送料が無料になるほか、東広島市内の酒販小売店で2,000円以上購入すると、総額から500円を割り引く。
酒造会社では、「酒まつり」で販売予定だった期間限定酒や杜氏(とうじ)自慢の大吟醸、絞りたての新酒などを蔵元から直送する。同市では、「自宅で過ごす時間が多い今だからこそ、自宅で東広島の伝統である日本酒を飲んでもらいたい」と呼び掛ける。
10月31日まで。