広島県尾道市の生口島に8月、尾道市初のドーム型グランピング施設「グランドーム瀬戸内しまなみ」(尾道市瀬戸田町)がオープンする。
国内有数のレモン、かんきつ類の生産量を誇る生口島。瀬戸内海に囲まれ、本州側の尾道市から四国・今治市まで、島々を7つの橋でつなぐ「しまなみ海道」は「サイクリストの聖地」として知られ、サイクリングコースとしても人気を誇る。
グランピング施設は、地方の魅力を体験してほしいとグランピング事業を手掛ける「レストレーション」(尾道市瀬戸田町)が遊休地を活用して開業する。敷地面積は975坪。宿泊棟は生口島のシーサイドに設け、全7室でオーシャンビューを楽しめる。宿泊料金は1万800円から。定員は部屋タイプによって異なり、1室4人~最大10人まで利用でき、カップルやファミリー、女性同士やグループ旅行の利用を見込む。
テント内には、アウトドア初心者でも安心して利用できるよう設備を充実させ、各テント前のプライベートデッキでは雨でもバーベキューが楽しめるスペースを完備する。アクティビティーは、サイクリングや釣り、瀬戸田レモンを使ったレモンスカッシュ作りなどを用意。食や自然体験を、グランピングを通じて伝えるという。
開業は8月7日予定。予約は、「リゾートグランピングドットコム」で受け付ける。同社では来年、生口島に隣接する「高根島」でもグランピング施設の開業を予定する。