福屋広島駅前店(広島市南区松原町)で8月6日から、広島東洋カープ球団創立70周年を記念した「われらのカープ70年展」が始まった。
同店では例年、「真夏のカープ百貨店」としてこの季節に物販イベントを行ってきたが、今年は球団創立70周年を振り返る展示をメインに企画した。会場は、新型コロナウイルス感染防止対策として展示と物販会場を2フロアに分ける。
8階の展示会場では、創成期から現在までの歴史を年表や選手、球団などから借り受けた秘蔵品、名言、歴代ユニホーム、グッズで振り返る。写真パネルや年表を除く、展示物は約250種類。衣笠祥雄さんや山本浩二さんが現役時代に愛用していたヘアトニック、「たる募金」に使った福美人酒造の酒たる、これまで引き継がれてきた背番号の年表、球団オリジナルTシャツなど、さまざまな角度から70年を振り返る。
8階フロアにはフォトスポットとして、選手の名言を天井からつるした「名言シャワー」、今シーズンのスローガン「たった今 このAKAの子 舞い立った」デザインと同じポーズを取った選手キャラクターのパネルを用意する。
9階カープグッズ売り場に併設する物販会場では、70周年記念グッズや食料品、雑貨、衣類など約300種類を一堂に集めた。同店広報担当者は「エコバッグや石けんなど、今すぐ使えるアイテムから応援に役立つものまで準備した」と話す。
各フロアでは新型コロナ感染拡大対策として、会場内各所に手指消毒液を置くほか、スタッフを配置して密にならないよう目を配る。混雑時は入場制限を行う。
開催時間は10時30分~19時30分(最終日は8階=17時、9階=19時30分閉場)。入場無料。今月18日まで。