広島のJR西条駅周辺で10月10日・11日に開催する酒の祭典「酒まつり」が7月6日、オンラインでの開催を発表した。新型コロナウイルスの影響で、今年は例年通りの開催を断念した。
西条は、駅周辺に日本酒の酒蔵7軒が営業する広島の「酒都」と呼ばれるエリア。毎年10月上旬に開く「酒まつり」は、20万人を超える人出でにぎわう。会場では、全国の日本酒約1000銘柄の試飲ができるほか、西条酒蔵通り周辺の蔵元はコンサートなど趣向を凝らしたイベントを各酒蔵で行っている。
今年の「酒まつり」テーマは、「『乾杯30th Anniversary』~笑顔で繋ながる 新しい未来へ~」。「酒まつり」30周年を迎える節目の年だったが、新型コロナウイルスの終息がいまだに見えない中、中止にするのか開催するのか慎重に協議を重ねた結果、感染対策を十分に考慮しながら「今できる新しい酒まつり」にチャレンジする運びになったという。
「2020オンライン酒まつり」の詳細は、酒まつり公式ホームページで順次発表する。酒まつり実行委員会では、「これからも『酒まつり』を続けるため、本年度の『2020オンライン酒まつり』を応援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」(原文ママ)とコメントしている。