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広島・呉の温浴施設「大和温泉物語」が閉店 新型コロナの影響で

22種類を超える風呂とサウナ7種類、岩盤浴3種類、宿泊できる家族風呂を備える「大和温泉物語」

22種類を超える風呂とサウナ7種類、岩盤浴3種類、宿泊できる家族風呂を備える「大和温泉物語」

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 広島・呉駅南側の商業施設「RECRE(レクレ)」(呉市宝町)5階・6階で営業してきた温浴施設「大和温泉物語」が5月31日、新型コロナウイルスの影響で閉店した。

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 22種類を超える風呂とサウナ7種類、岩盤浴3種類、宿泊できる家族風呂を備え、年中無休で24時間営業を続けてきた同施設。2005(平成17)年のレクレ開業時から15年間、テナントとして営業してきたが、新型コロナウイルスの影響で4月20日から臨時休業してきた。同施設では再開の道を模索してきたが、再開は難しいと5月31日に閉店した。

 閉店理由について、「運営に膨大なラーニングコストが掛かり、今回のように利用客が半減以下になると大幅な赤字になる。関係各所と協議もしてきたが再開の見通しが立たなかった」と明かした。

 「平成30年7月豪雨」では、発災直後から断水エリアの住民や災害ボランティアを対象に無料入浴を始め、災害ボランティアが最後の1人になるまで支援を続けた。当時も利用者は大幅に減ったが、「日々、復興・復旧が進み、先が見えた。今回はいつまで続くか分からない状況の中で先が見えてこなかった」という。

 6月3日に同施設の公式ツイッターで閉店を伝えると、有志が感謝の気持ちを伝えようと電子署名を始めた。現在は250人を超える署名が集まっている。同施設を運営するヤマトの筒井社長は「多くの方から感謝の言葉をいただき、とてもありがたい。一方で、期待を裏切り落胆させてしまったことを申し訳なく思う。今までご支援いただいた方々に心より感謝申し上げたい」とコメントを寄せた。

 温浴施設の回数券払い戻しは、呉駅ビル「クレスト」内の飲食店「大和珈琲」(宝町)、スーパー銭湯「湯楽里」(広古新開3)、および郵送で対応する。

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