広島に夏の訪れを告げる祭り「とうかさん」をSNSで楽しむ「#おうちでとうかさん大祭」が6月5日~7日に開催される。
とうかさんは、新型コロナウイルスの影響で例年通りの規模での開催が難しくなったことから、4月中旬に中止を発表している。神事は関係者で行い、大祭のともしびを絶やさないように努め、オンラインを活用して、自宅から参加できるよう工夫した。
SNSでは、ハッシュタグ「#おうちでとうかさん大祭」を付けて、祭りに関わる写真や動画などを募集する。フェイスブックやインスタグラムなどのとうかさん公式アカウントでも祭りの歴史や戦後の写真、豆知識を発信する。
約30分間の儀式は、オンライン配信を行う。映像は後日、編集したものを「とうかさん圓隆寺」の公式ユーチューブページで公開する。このほか、同寺ホームページでは、8種類の写経用紙をダウンロードできるようにした。写経は郵送による奉納も受け付け、儀式内でとうか大明神に奉納する。写経用紙は、6月4日まで受け付け、一人何枚でも奉納できる。
同寺副住職の中谷康韻さんは「来年につながるように、できることはオンラインを活用して形式を変えて開催を決めた」と話す。「祭りの楽しみ方はそれぞれなので、思い思いに楽しんでもらえれば」とも。