新型コロナウイルスの影響で中止となった「ひろしまフワラーフェスティバル」で会場を彩る予定だった花の鉢植えを5月3日~5日、広島平和記念公園(広島市中区中島町)で展示する。
花の鉢植えは、2011(平成23)年から始まったフワラーフェスティバルの市民参加企画「ピースフラワープロジェクト花育」に参加する広島市内と近郊の学校や施設など、約150団体がパンジーとペチュニアの2種類を中心に育てる。育てた花は、フワラーフェスティバル期間中、同公園に集めて展示しており、終了後は県内の各地域へ配布し、世話を続けてもらう。
今年は、幼稚園や保育園、小中学校、企業など約150団体が育てた3万鉢を展示する。ひろしまフワラーフェスティバル実行委員会では、イベント中止発表後も花の活用について検討や調整を進めており、飾る予定だった同公園「芝生ひろば」での展示を決めた。
このほか、「芝生ひろば」では、花の塔に飾る予定だった花9000鉢も併せて展示する。毎年行っているイベント終了後の一般来場者への花の配布は行わない。