「アフリカへ毛布を送る運動」のパネル展が4月15日より、NHKギャラリー2階(広島市中区大手町、TEL 082-504-1111)で開催される。
アフリカへ毛布を送る運動推進委員会(JBAC)はAMDA、日本国際ボランティアセンター(JVC)ほかの団体で構成され、後援団体には外務省らが加盟している。広島でのパネル展は、同委員会広島の土橋道子さんと上田知子さんが主体となって行う。
「アフリカへ毛布を送る運動」は、毛布を同委員会に寄付するとアフリカへ船で搬送され、現地の人たちに届けられる仕組み。毛布1枚をアフリカの人々の手に届けるまでには整理、梱包、配布などに約9カ月を要するため、輸送金の寄付(毛布1枚=900円)も同時に求める。
アフリカは温かいイメージが強いが「日中40度、朝晩3度」と寒暖の差が激しく、寒さから身を守ることは命を守る意味を持つ。アフリカ諸国の毛布のニーズに応えることによって、そこに生きる人々の苦境の軽減に寄与することが運動の目的」と同委員会。広島で同展を仕切る土橋道子さんは「毛布1枚で救える命がある」と運動の重要性を語る。
今年で6年目を迎える同展の会場には、毛布を届けに行った時の様子を撮影した写真約30点や毛布の搬送方法を分かりやすく解説したイラスト、毛布を受け取った現地の人のメッセージが書き込んであるボードを展示。また、アフリカへ輸送する毛布も置いてあり、メッセージを書き込むこともできる。期間中は、広島で同展を主催するメンバーが常駐し、話を聞くことも可能だ。
土橋さんとともにパネル展を手がけるメンバーの上田さんは「日本からの愛情も一緒に送ってもらったと現地の人も喜んでいるので、ぜひ協力してほしい」という。会場でも毛布や輸送金の協力を受け付ける。
開催時間は、火曜~日曜=9時~18時(最終日は16時30分までの場合あり)、4月20日まで。広島でのパネル展に対する問い合せは、TEL 082-881-0721(平日のみ)まで。