精密鋳造メーカー「キャステム」(広島県福山市)が10月から、漫画「キン肉マン」に登場する人気超人「ロビンマスク」「悪魔将軍」の鋼製1/1スケールマスクの販売を自社ECサイトで始めた。
同社の精密鋳造技術を使い、職人が限りなく原作に近い造形と材質で再現した。同社では2018(平成30)年7月にも「鏡面仕様のロビンマスク」(16万2,000円)を販売しており、これまで60個を売り上げているという。
第2弾となる金属マスクに傷ありの「ロビンマスク」は、「誰がどの角度から見ても、キン肉マン作者のゆでたまご先生が描くロビンマスク」というコンセプトを基に、造形やキズの形までこだわったという。大きさは、全高約35センチ。重さ約7キロ。
第3弾は、キン肉マン40周年特別企画として、原作に近づけた「悪魔将軍のマスク」製作に挑んだ。企画、造形、金属化は同社で行い、アイテック(福井県鯖江市)がマスクの表面全体に本物のナノダイヤモンドを共析(きょうせき)させ、超高硬度の悪魔将軍を完成させた。大きさは、全高約31センチ。重さ約11キロ。
いずれの商品も人がかぶれるサイズにはなっているが、重さ約7キロ~11キロの「超人仕様」のため、同社では観賞用オブジェとしての使用を推奨している。
販売価格は、ロビンマスク=11万円。悪魔将軍のマスク=100万円。