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広島駅に「ビールスタンド重富」 駅構内の「エキエキッチン」に出店、常設2店舗目

広島駅の新幹線名店街跡に10月2日開業する「エキエキッチン」内に出店する「ビールスタンド重富」外観

広島駅の新幹線名店街跡に10月2日開業する「エキエキッチン」内に出店する「ビールスタンド重富」外観

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 生ビールをつぐノウハウや技術を広島から発信するビール専門店「ビールスタンド重富」が10月2日、「ekie KITCHEN(エキエキッチン)」(広島市南区松原町)内にオープンする。

17時過ぎには行列ができる「ビールスタンド重富」

 ビールスタンド重富は、広島の歓楽街・流川エリアに構える酒販店「重富酒店」(中区銀山町)の重富寛社長が2012年7月、仕事終わりのビジネスパーソンを流川に呼ぶための「0次会」酒場を作ろうと倉庫の一角を改装して、約2坪の立ち飲み専門店を開いた。

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 生ビールは、現代と昭和初期のビールサーバー2種類を併用してつぐ。注文は1人2杯まで。つまみは販売しないスタイルで、生ビールを味わった後は、周辺の飲食店を回遊して食事を楽しんでもらおうと、17時~19時の2時間のみ営業する。来店客が増える週末には、倉庫内に新たな立ち飲みスペースを設け、重富さんから認定を受けた同店スタッフが生ビールをつぐ。土曜や日曜、祝日には、店の前には長い行列ができ、最大150分待ちの日もある。重富さんは「広島までわざわざ生ビールを飲みに来てくださる観光客の方も多い」と話す。

 常設2店舗目となる「エキエキッチン」は、地元客から新幹線の利用客まで、多様な食料品ニーズに応える食品フロアで、「ビールスタンド重富」は購入した商品を持ち込める「エキエスタンド」内に出店する。店舗面積は約2坪。うち1坪はビールのたるを冷やすための冷蔵庫が占める。

 メニューは、ビールが喉を駆け抜けるような爽快感の「一度つぎ」、一度つぎの爽快感にビールのうまみをプラスした「二度つぎ」、ビールの炭酸を適度に抜き、麦芽の甘みを感じるやわらかな味わいが特徴の「三度つぎ」、ビールの苦みと炭酸を抑え、やわらかな口当たりの泡と少し甘い味わいの「マイルドつぎ」、1933(昭和8)年当時の復刻スイングカランで作り出した泡で苦みと炭酸を閉じ込めた「シャープつぎ」の5種類。価格は1杯600円。テイクアウト専門店として営業するため、420ミリリットルのプラカップ容器で販売する。

 このほか、ビールの泡を楽しむ「ミルコ」(300円)やもみじまんじゅうの風味を再現したリキュール「もみじ饅頭(まんじゅう)のお酒」とビールの泡で作った「飲む小倉アイス」というカクテル「ひろしまミルコ」(600円)もメニューに加える。利用客は、開店から夕方までは観光客、夕方以降は仕事終わりの地元客らの利用を見込む。

 「おいしいビールは、飲んだ人の人生を支えるハブとなる存在」と話す重富さん。プロがついだ生ビールを味わった後に、自分でもビールをつぐ体験をしてもらおうと、「シャープつぎ」「マイルドつぎ」のつぎ方をイラストで描いたオリジナルプラカップを購入客に先着で進呈する。「新幹線などの移動中や自宅で缶ビールとカップについだ2種類のビールを飲み比べて、味わいの違いを感じてもらえたら」とも。

 営業時間は10時~21時。

 エキエキッチンへの出店に伴い、「ビールスタンド重富」(中区銀山町)では営業時間を短縮する。ビジネスパーソンに仕事終わりの1杯を提供したいとの思いから、月曜~金曜まではこれまで通り営業し、当面の間は土曜・日曜・祝日を定休日にする予定。

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