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広島・尾道駅の新駅舎が完成 124年ぶりに建て替え、ホステルやレストラン営業も

124年ぶりに建て替えた「尾道駅」新駅舎外観

124年ぶりに建て替えた「尾道駅」新駅舎外観

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 瀬戸内エリア周遊の新拠点としてJR西日本が広域周遊ルートの構成や集客力のあるコンテンツ整備を行う「せとうちパレットプロジェクト」の一環で建て替え工事が進められてきた広島・尾道のJR尾道駅新駅舎が3月10日に開業した。

物販やカフェ、レンタサイクルを行う「おのまる商店」

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 新駅舎は初代・尾道駅舎(1891年当時)の趣を踏襲したデザインで、新駅舎は鉄骨造の地上2階建て、店舗面積は約367坪。尾道水道を一望できる眺望デッキやサイクリストや旅行者をターゲットにした簡易宿泊施設、モーニングからディナーまで提供するレストラン、郷土料理をカウンターに並べる大衆食堂、レンタサイクルなどが入る。

 フロア構成は、2階=簡易宿泊施設「m3 HOSTEL(エムスリーホステル)」、レストラン「喫茶NEO」(64席)、1階=大衆食堂「食堂ミチ」(19席)、カフェ、おにぎりスタンド、レンタサイクル、軽食や食品販売のパントリー型店舗「おのまる商店」(20席)、コンビニ「セブンイレブン ハートイン」。エムスリーホステルは3タイプの客室をそろえ、1室2人8,000円から提供する。客室数=2人・25室、4人・4室。尾道市内や島しょ部をポタリングできるレンタサイクルは9時~17時、おのまる商店で30台を貸し出す。

 商業施設はJR西日本のグループ会社「ジェイアールサービスネット岡山」と「ONOMICHI U2」「LOG」「せとうち 湊のやど」などを手掛ける「せとうちホールディングス」が運営する。コンセプトは新尾道駅のビジョンである「『尾道のまち』と共に成長していける新しい駅」を踏まえ、「シンクロ」「コミュニティー」を掛け合わせた造語「シンクロシティ」に決めた。地域と共にアイテムやメニュー開発を行い、尾道の多様性を表現するという。

 尾道駅舎のイベントなど情報発信は今後、尾道駅総合ホームページ「おのえき」で発信する。

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