広島県の「酒都(しゅと)」西条で10月6日・7日、酒まつりが開催される。
JR西条駅をメイン会場に8つの酒蔵と通り、広場にブースを設けて展開する同イベント。平成30年西日本豪雨の影響により、中止も検討したが被災地域のシンボルとして地域振興の一助になればと開催を決めた。豪雨で分断されていたJR山陽本線は9月30日に全線が開通している。
メイン会場は東日本大震災の復興支援を目的に人の絆を大切にし、地域の復興につなげようと立ち上げた「KIZUNA(きずな)会場」(西条中央公園西側)。アーティストによるステージライブや参加者全員で踊る「新・酒みだればやし」などのイベントを行う。
全国から集まった地酒約1000銘柄の飲み比べとご当地の酒のつまみが味わえる酒まつり唯一の有料ブース「酒ひろば」は東広島芸術ホールくらら東側の「西条駅前にぎわい広場」へ場所を移す。入場券には試飲などに使えるチケット7枚と250ミリリットルのおちょこ、やわらぎ水の引換券、酒目録がセットになる。場内ではチケット1枚につき、地酒1杯を試飲できる。
今年は「5000人の居酒屋会場」「美酒鍋会場」は中止し、駐車場などに開放する。飲食店のブースはJR西条駅前から広島大学へ向かう駅前通り(通称ブールバール)へ場所を移して出店する。8つの酒蔵では限定酒の試飲販売や酒蔵見学、音楽ライブやカフェなどをそれぞれ展開する。豊栄町、福富町、河内町を中心とした県央エリアの食材や雑貨を集めたセントマルシェも開く。
開催時間は10時~ラスト。雨天決行。