広島三越(広島市中区胡町)で4月24日、「トリックアート展」が始まった。
トリックアートは遠近法や陰影法などを駆使して2次元作品からリアルな3次元の世界を作り出すアート作品。同展はゴールデンウイークに合わせてファミリーで楽しめる体験型イベントとして企画し、「動物たちと世界遺産の旅」をテーマにトリックアート作品約70点を展示する。
場内には「ベルサイユ宮殿 ガラスの部屋」を再現した箱型作品や視覚に訴えかける「動く街」などの立体作品、まるで般若に食べられているような2段階の顔出し作品や壁や床の面を使った平面作品などをコーナーごとに用意する。
作品を見るだけでなく、写真撮影も可能。トリックアート企画制作会社「プラス1」(三重県鈴鹿市)の豊田耕司社長は「撮影するアングルが大事」と話し、場内には撮影スタッフ2人を配置する。豊田社長は「錯覚が生み出す不思議な世界を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
同展に合わせ、動物つながりで「必死すぎるネコ写真展」も同時開催する。ネコ写真家の沖昌之さんの写真集「必死すぎるネコ」に収録する写真をパネル展示する。
営業時間は10時30分~19時30分(最終日は17時閉場)。入場料は、高校生以上=500円、3歳以上=300円、2歳以下無料。ネコ写真展は入場無料。5月6日まで。