広島の各百貨店、バレンタイン商戦が本格化-ギフト提案も強化

イメージ画像:ゴディバ ムースチョコレートコレクション©2008,Godiva

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 広島市中心部の各百貨店で、バレンタイン商戦が本格化してきた。近年では「本命チョコ」の需要はもちろん、自分自身への「ご褒美チョコ」「マイチョコ」、友だち同士のプレゼント交換などさまざまなスタイルで楽しむ傾向が見られるバレンタイン。広島の各百貨店も、幅広い品ぞろえと企画で商戦へ挑む。

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 そごう広島店(広島市中区基町)は、1月24日に紙屋町で働く女性30人を招いてチョコレート試食会を開催するなど一足早く商戦へ突入した。昨年の傾向から、定番ブランド「ゴディバ」の需要を見込み、今年は売り場を3カ所に増やした。「自分への『ご褒美チョコ』の需要を感じている」と同店販売促進部の向井さん。国内外76ブランドが並び、中四国最大の売り場として商戦を盛り上げる。

 天満屋八丁堀本店(中区胡町)は、「わいず亭」(西区横川町1)、「パティスリー・アン」(東区中山南1)ほか広島の地元洋菓子店のパティシエ5人とのコラボレーション商品を展開し、他店との差別化を図る。森伊蔵を使用した「焼酎トリュフ」、「ドンペリトリュフ」、「丹波黒豆ショコラ」など(百貨店では)同店でしか手に入らない商品も。売り場には計24ブランド350アイテムをそろえる。「今年は高額商品の動きがいい」と同店販売促進チームの平川さん。売上目標は前年の5%増。

 福屋・八丁堀本店(中区胡町)は、「上質」「大人のバレンタイン」を今年のテーマに据える。2月1日から1階・中央エスカレーター前に特設売り場「チョコレートプラザ」(約20坪)を開設。「本命チョコは、人気パティシエブランドや海外有名ブランドなど、事前に(メディアなどから)仕入れた情報をもとにじっくり吟味して贈る方が増えている」と同店販売促進部の藤岡さん。「デカダンス ドュ ショコラ」(東京)、神戸の老舗洋菓子店「神戸 御影高杉」、香港の「ザ・ペニンシュラブティック」など約30ブランドをそろえる。また、靴下や紳士アクセサリー、革小物など紳士雑貨など、チョコレートと一緒に贈る小物の提案にも力を入れる方針。

 三越・広島店(中区胡町)は、「本命チョコにお金をかける人が増えている、チョコレートにプラス何かギフトを贈る傾向が多い」(同店営業推進部の末永さん)と今年の動向を分析。1月29日には「ピエールマルコリーニ」「デル・レイ」などのベルギーブランドをメーンに1階特設会場をオープン。同日、メンズフロアの男性社員らが選んだアイテムを身にまとい、チョコレートとおすすめアイテムを年代別に提案するフロアショー「チョコ&ギフト見せまshow」を開催するなど、男性目線での提案にも力を入れる。チョコレートブランド、メンズショップも合わせて45ブランドが商戦を盛り上げる。売上目標は前年比10%増。

 商戦のピークは2月9日~14日ごろと見られ、海外ブランドチョコレートや期間限定の商品が店頭に並びにぎわいを見せる。2月14日まで。

広島三越福屋天満屋そごう広島店本命チョコの予算「3,050円」、義理は初の千円台に-プランタン調査(銀座経済新聞)

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