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広島・宮島に「宮島ビール」醸造所 スターバックスコーヒーも出店、レストラン営業も

今月16日に外観を公開した宮島ビールとスターバックスコーヒーの複合店。宮島表参道商店街側が正面となる

今月16日に外観を公開した宮島ビールとスターバックスコーヒーの複合店。宮島表参道商店街側が正面となる

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 日本三景の一つ宮島(廿日市市宮島町)に11月22日、クラフトビール「宮島ビール」醸造所と「スターバックスコーヒー厳島表参道店」がオープンする。

海側の景色を楽しめる3階のレストラン

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 出店場所は宮島ビール(宮島町)が2010年から2017年3月まで屋台営業を行ってきた「宮島パティオ」(宮島町)跡。施設は景観法による高さ制限ギリギリという地上3階建てで敷地面積は約102坪、延べ面積は約149坪。テナントとして1階・2階にスターバックスコーヒーが入る。

 フロア構成は、1階=スターバックスコーヒーの対面式販売カウンター、宮島ビールの醸造所とテークアウト用ビールスタンド、2階=スターバックスコーヒーの客席、3階=宮島ビールが運営するレストラン。

 ビールスタンドでは3種類のビール(600円)をそろえ、カキやアナゴを使った軽食「ビールフリッター」と一緒に売り出す。レストランは海側の景色を楽しめるよう、壁面はすべてガラス張りに変更。五重の塔が見える商店街側にはバルコニーを設け、客席としても利用できる。席数は48席で、客単価は、昼=2,000円、夜=3,000~4,000円を見込む。営業時間は厳島神社の大鳥居がライトアップされる23時までとした。

 醸造所は12月中旬に稼働を予定しており、ビールは造り出してから4~5週後に完成するため、正月前後から味わえるという。醸造タンクは1基500リットルで8基用意し、常時8種類以上のたる生を提供する。

 自社で店舗開発や店舗デザインを手掛けるスターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)は宮島への出店は10数年前から計画していたと言い、3年半前から具体的に動き出したという。マーケットに住む人々に対応した店づくりを行うが、観光客利用も多く想定する。同店は広島県内で23店舗目。

 2階フロアには宮島の伝統工芸品であるしゃもじ730枚を使った同店オリジナルのアートワークを壁面に施す。客席は40席を用意し、バルコニーからは大鳥居を眺めることができる。

 宮島ビールの有本茂樹社長は同施設のオープンに先立ち、「会社を起こして7年半。万感の思い。魂がこもっているビールを観光客や島の人に飲んでもらいたい」と話す。

 営業時間は、ビールスタンド・スターバックスコーヒー=9時~20時(オープン日は10時から)、レストラン=11時~23時。

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