広島でアイスもなかの製造・販売を行う「巴屋」(呉市阿賀北8)が呉市内の直営店3店舗を9月26日、閉店する。
あっさりとしたアイスをパリパリとした食感のもなかでサンドした「アイスもなか」(1個100円)を約60年にわたって手掛けてきた同社。商品の売れ行き低迷や人手不足などを理由に閉店を決めたという。
閉店するのは本店(中通4)と呉駅ビル店(宝町)、広店(広大新開1)の直営3店舗。今月25日・26日には「感謝の気持ちを込めて」全商品を半額で販売。最終日の26日には、通常の5倍の商品を用意し、スタッフも増員して対応に当たった。
JR呉駅に直結する呉駅ビル店では数種類ある「アイスもなか」の中で一番人気というミルク味に絞って販売。客足は途絶えず、13時過ぎには、「1人10個まででお願いします」と手書きの貼り紙も。本店・広店は14時過ぎに閉店。呉駅ビル店は商品が無くなり次第、営業を終える。
同社では今後もスーパーや百貨店の店頭とネット販売は継続する。