原爆ドーム東側の複合ビル「おりづるタワー」(広島市中区大手町1)1階の物販スペースで8月2日、広島県産の天然スギを折り紙のように薄く加工した「折り樹(おりじゅ)」で作った夫婦鶴の展示が始まった。
折り鶴はカップ式自動販売機などの運営管理を行うアペックス(東京都千代田区)が製作した。同社が販売する紙カップの原紙には間伐材を含む国産材を100パーセント使っており、森林育成の啓発の一環として取り組んだ。
「折り樹」は徳島の企業が天然スギ材を厚さ0.15ミリの薄板に加工し、36センチと30センチ四方の2種類を作った。紙のように折ることができる特長があり、同社環境部の田邉さんは「紙に比べてしなやかで木の香りや木肌の優しさがある」と話す。
物販スペースの営業時間は9時~20時。問い合わせは物販スペース「SOUVENIR SELECT 人と樹」(TEL 082-569-6801)まで。