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JR広島駅の自由通路が利用開始 多言語化に対応、広島らしさを表す演出も

中央改札口の頭上は折り鶴をモチーフにデザインしたという

中央改札口の頭上は折り鶴をモチーフにデザインしたという

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 JR広島駅新幹線口と南口を構内でつなぐ自由通路の一般利用が5月28日から始まった。

自由通路の幅は全面開業後に拡張する

 初日は混乱を防ごうと駅係員や警備スタッフなど約30人を配置。かつての改札付近にも案内板を手にしたスタッフが立ち、2階フロアに改札が移ったことを説明した。

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 中央改札口には新幹線口と南口改札の合計数と同じく14の改札を設け、うち2つは車いすにも対応できる通路幅を確保する。JR西日本広島支社によると、車いす対応の改札は天神川駅や新白島駅などの駅に1つ用意しているが、2つを備えるのは広島・山口の両県で広島駅のみという。

 改札正面にはタッチパネル式のデジタルサイネージ4台を設置し、在来線や新幹線の時刻表、周辺エリアの地図、広島近郊の路線図などを表示する。言語は英語、中国語、韓国語に対応し、インバウンドや2020年の東京オリンピックに向けて広島を訪れる観光客らの利用を見込む。案内版も多言語化するほか、中央改札口内とみどりの窓口には英語と中国語に対応するスタッフを配置する。

 自由通路の壁面上部は自然光や風を取り込めるデザインで、デジタルサイネージ下には池で泳ぐコイ、近くには広島市内を流れる6本の河川をそれぞれタイルで表現した。中央改札の色はこれまでと変わらず赤色を採用し、みどりの窓口カウンター前の天井と出入り口、ガラスの壁面の留め具には紅葉をあしらった。

 テナント出店予定地を覆う壁面には戦後の復興から昨年のカープリーグ優勝まで、街の移り変わりをイラストで描く。新たに生まれ変わる広島駅に合わせ、折り鶴の再生紙で作った直径24センチから75センチまで、3サイズのデザイン扇子も展示する。同社スタッフは「南北がつながることにより、生まれる新たな風も扇子で表現したい」と話す。

 跨線橋(こせんきょう)には今年4月26日にトイレを新設した。これまで南口1階在来線乗り場にしかなかったが更衣室を備え、スーツケース利用客でも使いやすいよう配慮して設計したという。

 全面開業は10月を予定する。全面開業後は駅舎橋上部分の広さがJR西日本で一番広い約3025坪となる。

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