広島・宮島に6月1日、猿まわし劇場「日本伝統芸能 厳島劇場」(廿日市市宮島町、TEL 06-6944-1981)がオープンした。
ニホンザルの飼育や管理、猿まわしの派遣などを手掛ける二助企画(大阪市中央区)が神戸モンキーズ劇場(兵庫県神戸市)、通天閣猿まわし劇場(大阪市浪速区)に次いで出店した。
同劇場は和のテイストを取り入れ、トレーナーや猿は和風な服装で登場する。奥行き3メートル、幅6~7メートルのステージ上でコンビを組んだトレーナーと猿が竹馬や輪くぐり、高跳びなどの芸を披露する。客席との距離も近く、最前列席とステージの距離は30センチほど。1回公演は20分で、最大100人が観覧できる。
トレーナーの森さんはコンビを組む猿の「キング」が生まれて数カ月からトレーニングを始め、信頼関係を築きながら、半年後にデビューした。いいことをすればその場で褒め、悪いことをすればその場で叱り、メリハリを付けながら日々、接しているという。
観覧客には子どもからお年寄りまで幅広く、オープンを聞きつけた島民も足を運ぶ。飲食や写真撮影も自由で、車いすでの観覧も可能。「まずは見てもらいたい」との思いから、8月末までは入場無料で営業する。
公演時間は11時、13時、14時、15時から。休演日は月によって異なる。